この日8月14日は、近畿地方特に京都府南部と大阪府北部に局所的大雨が発生。
大雨の被害実態が分からないまま、テレビで「JR奈良線や京阪電車宇治線が不通」との報道で電車が使えないことだけを知りました。
普段は電車で出かける妻ですので電車がないと困ります。
そこで私が、妻のパート先まで車で送りました。

往路は順調だったんですが、帰路で府道が渋滞し全く進めなくなりました。
そこで、京阪電車宇治線の木幡駅がある方向へ曲がり府道でない道を利用することに。
ところがその道が、水害で大変な状態。
近くの堂川(通称「木幡池」)が冠水し水が溢れ、深いところでは道路の水深が3メートル近い場所まであると通行人から聞きました。

とても進めないので戻ろうとしますが、後ろはすでに車の大行列。
バックすることは不可能なので、でわき道に。
ところがその脇道も、冠水して極めて危険な状態。

にっちもさっちもいかなくなり、車ごと深みにはまって溺れることだけは避けたいと思いつつ、あてもなく少しずつ前進。
時間にして5分ほどでしょうか。
前方に消防車を発見。
その消防車が動くのを待って、そして後ろについて何とか無事に灌水地域から脱出することができました。


2012年8月14日(火)




木幡池から溢れだした水が道路に灌水し、まっすぐ進むと深い場所では道路の水深が3メートルにもなることを、通行している人が教えてくれました。
そこで慌ててわき道に入りました。
それでもこんな状態。
でも今までいた道は、前も後ろも車で全く動かない状態でした。
戻るべきか、あるいはこのまま先の状態が分からないまあでも進むべきか。



この辺りの地理を熟知しているのなら結構しっかりした判断ができるのですが、でもそうではありません。
迷います。



道路が先に続いているということは、行き止まりの可能性は低いはず。
そこで、危険が増すなら戻ることにして、このまま進むことに。
結果的に、その判断は正しかったことになります。
途中で消防車を発見。
消防車の後ろで待っていると、数十分して消防車が動き始めました。
その後ろについて行って、ついに灌水地域を脱出!



宇治川左岸道路。
宇治川が大増水しています。




帰宅して見たテレビの報道で、被害が想像以上に大きいことを知りました。
志津川地区では、増水した志津川の水で家屋が住民ごと宇治川に、お二人が亡くなられました。
水の怖さを、改めて痛感。



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