今日は、仙台訪問の四日目。
仙台七夕祭りの飾りを堪能しました。
七夕飾りを存分に見た後は、市内の大崎八幡宮へ。
陽が落ちてからは、伊達政宗が眠る瑞鳳殿へ。
少し遅い夕食は、次男がよく通っている居酒屋さんへ。

居酒屋さんは、震災直後の物資不足の時に次男に温かいうどんをふるまってくださるなど次男がずいぶんお世話になった店。
手土産を携えお礼を述べてから、おいしい地酒を飲みながら料理に舌鼓を打ちました。

本日のウオーキング歩数、約14,269歩。(うちエクササイズウオーク6,979歩)、消費カロリー310cal、燃焼脂肪量17.8g。

2012年8月7日(火)




朝食。
宿泊した「ゆと森倶楽部」で、地元産の食材をふんだんに使った料理をいただきます。



食事を終え、少しのんびり。
今日はこれから「ゆと森倶楽部」の送迎バスで仙台まで戻りますが、予約したバスの出発時刻は午前10時。
かなり時間の余裕があります。



本館のロビーにある囲炉裏風の前に。
昨日は薪が燃えていたのですが、綺麗に片づけられています。



屋外の椅子で一休み。



「森のさんぽ道」へ。
今朝はここを散歩する計画。
計画は前日に立てていました。



散歩道が伸びています。
整備された散歩道ですが、全コースを歩くと30分かかります。
「ゆと森倶楽部」の広大な敷地ゆえ。
自然がほとんど手つかずのままですので、時にはカモシカやリスの姿を見ることもあるそうです。



清流を眺めます。
カモシカやリスの姿は見かけませんでしたが、小鳥の巣の中のヒナを狙ったと思われる大きな鳥(猛禽類?)が、ヒナをを守ろうとする小鳥の親の逆襲に遭い逃げていく姿を見かけました。
小さな鳥が激しく鳴きながら、逃げていく大きな鳥の後を追いかけていく姿。
子を守ろうとする親鳥の姿に心打たれました。



はや秋の気配が。
本館の玄関付近にアジサイの花が綺麗に咲いている風景を昨日見たので、春と秋の風景がダブルで存在することがやや不思議な気がします。



「森のさんぽ道」を歩き終わり本館前へ。
ほらね、アジサイの花が。



建物に入ります。



表札?
さて、荷物をまとめて出発準備をしないと。



定刻に発車した「ゆと森倶楽部」の送迎バスで仙台駅に到着。
次男と合流し、早速市内の七夕飾りを見て周ります。



七夕飾りの中には、こうして願い事が書かれた短冊が下がっているものもあります。



仙台の七夕は8月7日です。
なぜ1ヶ月遅れの8月7日かと言うと、それは現在の太陽暦で行うと本来七夕祭りがおこなわれていた時期とのずれが生じてしまうため。
明治時代に暦が太陰暦から太陽暦に移行した際、それまで行われていた七夕など行事の開催時期と暦とが大きく違ってしまう不都合が生じました。
そこで、それに対応するため3つの方策が取られました。
そのひとつは、旧暦のことは念頭に置かず、新しい暦となった太陽暦の日付で行事を行うという方法。
もうひとつは、太陽暦の日付は念頭に置かず、あくまでも本来の開催日であった旧暦(太陰暦)に基づいて行事を行うという方法。
更に、太陰暦と太陽暦とを比較するとおよそ1ヶ月の違いであるため、行事ごとは太陽暦より1ヶ月遅れで行うという方法。
仙台の七夕祭りは、この3つ目の方法(「月遅れ行事」と呼ばれています)が採られているのです。



いかがですか、この素晴らしさ。









飾りの中にはAKB48メンバーの写真を取りつけたものも。



昼食時になりました。
七夕飾りがある通りは大混雑していますが、ひとつ路地に入るとこんな感じです。
次男が下調べしたうえで「普通の牛タンではなく少し変わった、そして格別においしい牛タンを。」ということで選んでくれた店に入ります。
「ベン正宗」ではなく「べこ正宗」です。



まずはサラダをいただきます。



次に本日昼食のメインであるトロ牛タンの寿司。
絶品!



肉のようにも見えますがそうではなくマグロ。
べこ正宗には抜群の鮮度の魚類も多数あります。



金華サバのたたき。
これも最高でした。



炙りトロ牛タン寿司。
こ、これは・・・・!
本当に最高の味でした。
これを食べると普通の牛タン焼が物足らなくなるかもしれません。



食事を終えました。
再び仙台七夕ウオッチ。
以下、解説なしで仙台七夕の飾りを写真で紹介していきます。












幼稚園が制作した七夕飾り。
とっても可愛い願い事が書いてありました。
この願い事を書いている園児の顔が眼に浮かびます。















仙台四郎。
私はその名前を知らなかったんですが、次男は知っていました。
何でも昔、その仙台四郎が行く店行く店が繁昌したんだそうです。
この人は、その四郎のそっくりさん。
「福の神」とも言われた仙台四郎は江戸時代の人。
四郎は幼少の頃に広瀬川に落ちて流されましたが、奇跡的に一命を取りとめました。
でも命は助かったものの、脳に損傷を受けたのでしょうかその後遺症で知的レベルが年齢並みに発達しなくなってしまいました。
水の事故の後 町を徘徊するようになった四郎は、店先に箒が立てかけてあれば勝手にはき掃除をし、水桶があれば勝手に水をまくなどの行動を取るようになりました。
でも不思議なことに、そうして四郎が立ち寄った店はどの店も例外なくお客さんが増え始め、そのことがいつしか評判になり始めました。
そんな四郎の福にあやかろうと、わざわざ店先に箒を立てかけたり水桶を置いた店もあったそうですが、不思議なことにそんな店には四郎は見向きもせず一切立ち寄らなかったとか。













































人形劇も。






午後も遅くなり、雲が多くなってきました。
七夕飾りを「夜間・雨バージョン」にし始める人も見え始めました。
七夕飾りは以前は毎晩建物の中に入れていた時期もあったそうですが、手間が大変なので今ではこうして夜間や雨の時にはこうしてカバーをつけるのが一般的。

七夕飾りに火をつけられるという悪質な行為もあるそうですの、一晩中警備員が巡回して警戒するそうです。



























七夕飾りの観賞を終え、「仙台七夕お祭り広場」にやってきました。



願い事が書いてある短冊がたくさん吊り下げられています。



短冊に願いを書いて自由に吊り下げられるよう、マジックペンと短冊が用意されています。
私も二つの願い事を書いて吊るしました。
ひとつは家族の健康。
そしてもうひとつは脱原発。



人通りもさほど多くなく、とってもいい雰囲気。
ここには仙台ゆかりの著名人の行燈があります。



星野仙一さんの書。



福原愛さんの書。



荒川静香さんの書。



みのもんたさんの書。



さとう宗幸さんの書。



伊坂幸多郎さんの書。



仙台七夕祭りを心ゆくまで堪能。
次は、仙台市内中心部の観光スポットを巡る「るーぷる仙台」に乗車。
次男が買ってくれた市内観光一日乗車券を使いますが、日付が入って一日しか使えない乗車券なのに仙台市内から乗ったバスがこの日の最終便。
残念ながら一日乗車券にもかかわらず、この一回の乗車で一日乗車券は使えなくなってしまいます。



「るーぷる仙台」に乗り大崎八幡宮前バス停で下車。
境内に向かいます。



神社の由来。



付近を流れていた四ッ谷用水の説明。



仙台は「水と杜の都」と呼ばれますが、その「水」に関しては説明を読むと四ッ谷用水が流れる風景のことをさす言葉だと思われます。



これはおそらく四ッ谷用水跡。



神社の急な坂道を上ります。



階段の途中に変わった形の石燈篭を見つけました。
東北大震災で境内のほとんどの石燈篭が倒れたと聞きますが、この石燈篭はどうだったんでしょうか。
白セメントの色が鮮やかなので、あるいは倒壊したものが補修された跡なのかもしれません。



階段を上りきり拝殿へ。
きれいな七夕飾りがありました。



拝殿横には何か変わったものが。
「何だろう?」と思っていましたが何と。
と言うか、何だかよく分かりません。^_^;



説明を読むと分かりました。
日時計です。



そう思ってもう一度見てみると、時刻を表していると思われる線が刻んであることが分かりました。



本殿に参拝して再び七夕飾りを見ます。
これから一度、次男の住まいに戻ります。
さて、次男宅へ。



買い物をして次男宅へ。
少し薄暗くなった頃に、次男宅を出て伊達正宗公が眠る瑞鳳殿へ。
短く切った竹の中に電灯が灯もされ、とってもいい雰囲気。



仙台七夕祭りに合わせて、境内一帯は美しくライトアップされていました。



厳かな雰囲気が漂います。



涅槃門(ねはんもん)をくぐります。



涅槃門の説明。



美しい涅槃門は2010年にお色直しが行われ、このようにとても美しくなりました。



瑞鳳殿。
「森に染みいる篠笛の音色」と名付けられた演奏会が開催されていました。




まだ少し明るさが残りますが、それでも明かりが実にいい感じを漂わせています。



とても素敵



篠笛の生演奏に耳を傾けながら、美しい明かり風景を楽しみます。



篠笛の演奏が終了。
もう辺りはすっかり暗くなりました。



瑞鳳殿に近づきます。
暗くなったので、灯りが幻想的な雰囲気を醸し出しています。



瑞鳳殿の説明。



瑞鳳殿。



別角度から。



瑞鳳殿をあとにして、次は境内で開催される「七夕ナイト森のコンサート」会場に向かいます。



「七夕ナイト森のコンサート」会場に到着
大きな森を背景にした会場ですが、蚊などの虫はほとんど寄ってきません。



演奏が始まりました。
今夜は昨夜に続く第2夜で、アルゼンチンタンゴが演奏されます。
楽器と演奏者は、バンドネオン(渡辺公章氏)、フルート(東大輔氏)、それにギター(小関佳宏氏)です。



渡辺公章氏によるハンドネオンの演奏。
バンドネオンと言う名前は初めて聞きました。
アコーディオンと似ていますが、アコーディオンはキーを押して演奏するのに対し、バンドネオンはボタンを押して演奏します。



「七夕ナイト森のコンサート」と名付けられた演奏会の1回目の演奏が終わりました。
1時間ほど後にもう一度演奏があるのですが、私達は次の予定があるので演奏会場をあとにすることに。



もう少し境内を散策。
感仙殿へ。



感仙殿にお参り。



素晴らしかった瑞鳳殿をあとに。



瑞鳳殿前でタクシーを拾い、次男がよく行っていて そして震災直後には温かいうどんを食べさせてもらうなど世話になった居酒屋さんへ。
今から少し遅い夕食をここでいただきます。



私は普段はビールしか飲みませんが、居酒屋さんには多くの珍しい地酒があったのでその地酒をおいしくいただきました。
しめサバもおいしかったです。
このしめサバではただのしめサバではありません。
金華サバです。
私達の訪問を知った店のマスターが用意してくださっていたもの。
店のマスターや常連のお客さんから仙台での次男の生活の様子などを聴きながら、仙台での素敵な4日目の夜が更けていきます。






仙台訪問の4日目。
とっても濃い時間が流れる一日になりました。



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