今年は、新年になっても初詣にまだ行けていませんでした。
そこで今日は、仕事の合間の5時間を利用して初詣ウォークを行いました。

本日のウオーキング歩数、27,185歩。(うちエクササイズウオーク21,605歩)、消費カロリー988kcal、燃焼脂肪量59.4g。


2012年1月12日(木)




毎朝の勤務は午前7時の打ち合わせから始まります。
打ち合わせ場所と勤務開始場所とは異なりますので、まずは打ち合わせ場所に向かいます。
昨年3月末に退職し4月から新しく就いた仕事へは、毎日ウォークで通っています。
早朝に自宅を出発しますが、日が短いこの時期は自宅を出る時にはまだ真っ暗。
歩いているうちに薄明るくなって通勤経路の神社へ。
満月のようなお月さまが出ています。
画面ほぼ中央に まん丸の月が写っているのが分かりますか?



打ち合わせを終え、バスに乗って勤務開始場所へ。
昨年4月から就いたのは、バス乗車の仕事なのです。
城陽市の勤務開始場所に到着し、体操などをしながら待機します。
陽が昇ってきました。



城陽の名産品に「あらすイモ」があります。
繰り返し氾濫してきた木津川は、災害と共に豊かな砂を運んできました。
「あらすイモ」はその木津川が運んできた砂で栽培される高級なサツマイモ。
うっすら雪化粧した「あらすイモ畑」の向こうから、お日様がちょっぴり顔を出しました。



日の出です。
少し高い場所に上がり、美しい朝日を眺めます。



朝の仕事は開始時刻が早い分だけ終了時刻も早く、午前9時には朝の仕事は終わります。
帰宅して用事などを済ませ、昼前から初詣ウォークに出発。
宇治橋通りまでやって来ました。
「町屋ギャラリー」に指定されている民家前を通過。
現役で使用されている民家です。



宇治橋通りに残る貴重な建物。
昭和初期にしては珍しかった鉄筋コンクリート製の二階建です。



単に貴重なだけではありません。
側面が一部改築されているものの、現在でも薬局の建物として現役で活躍しています。



国政では、人々の大きな期待を担って登場した民主党政権が右往左往。
無駄遣いの典型の八ツ場ダムや整備新幹線の予算付けをしながら、消費税増税には「不退転の決意で臨む」と首相が声明。
信じられません。
もちろん、ここまで日本をガタガタにしてきた自民党の責任はそんな民主党政権の比ではありませんが。
もっとも、地方自治体首長の実に多くが「共産党を除く全政党が与党」という異常事態下では、そんな日本の腐敗した政治状況は驚くに当たらないのかもしれませんが。
「共産党を除く全政党が与党」という異常事態は、京都府政でも宇治市政でも同じ構図。
そんな緊張感がない市政の弊害を象徴すると思われる風景が見えてきました。
古いたたずまいが残る宇治橋通りを見下ろすようにそびえる高層マンション。
ずっと続く「共産党を除く全政党が与党」という腐敗・堕落した政治下では、首長が「不退転の決意で宇治の景観を守る」なんてことは一切期待できないのでしょうか。
こんなマンションの建設ひとつ阻むことができない市政って・・・・??



宇治橋通りから宇治川左岸へ。
塔の島を経由し、朝霧橋を渡って宇治川右岸に到着。
世界文化遺産である宇治上(うじがみ)神社を目指します。



宇治上神社に到着。
世界文化遺産とは思えないほどひっそりとしています。
そこが宇治上神社のいいところなのかもしれません。



境内へ。



遅くなりましたが、今日が私の初詣になります。
境内には、まだお正月らしさが残っていました。



清め砂。
9月1日の八朔祭(はっさくさい)で氏子さん達の手によって盛られ、それが1年間盛られ続けます。
正月や祭りの日など大切な日には、清めのためにこの砂が境内に撒かれます。



拝殿。



可愛いものがありました。



ここ宇治上神社や隣接する宇治神社とウサギとは関係があるのです。
宇治はかつて、「ウサギのみち」を意味する「菟道」という字を書いて「うじ」と読んでいました。
宇治上神社の祭神の一つである菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)は昔の漢字である「菟道」と書くなど、宇治上神社とウサギとは関係があるのです。



上記の説明。
やや不十分かもしれませんが、詳しく知りたい方はネットで調べていただくとよく分かると思います。



ウサギのおみくじ。
訪れた若い女性達が「可愛い!」との声をあげていました。
でも私にとってはウサギより、その声をあげる若い女性の方が・・・・・?!



ウサギのおみくじをズーム。
可愛い!
でも私にとってはウサギより、・・・・。
え?しつこいですって?!
そ、その通りですな。^^;



いろいろと欲しくなりましたが我慢。
今年からなるべく経費節減をしようと思いますので。



お正月らしくてとってもいい感じ。






樹齢が330年以上のケヤキのご神木。



桐原水の湧いている場所。
宇治七名水で唯一残る貴重な水です。
元々は神社にお参りするために手を清める手水として使われていましたで、今でもこの水をこの場所で直接飲んではいけないとされています。
煮沸すれば飲用可能のようで、何人もの人がこの水を汲んで持ち帰る姿が見られました。



桐原水が湧く建物の屋根の変わった形の鬼瓦がありました。



ズーム。
いったい何の形なんでしょうね?



順路に従って拝殿の裏へ。



少し高くなっている本殿横に、こんな物がありました。
下の大きな石は、昔ここに社殿があったことを示す「社跡」の標です。
上の小石は、参拝者が願い事をして積んだものです。



本殿。
平安時代後期に伐採された木材が使われており、一間社流造りの三殿からなっています。



本殿正面。
本来の意味での本殿ではなく、覆屋です。



この中に、日本最古の神社建築である三棟の「内殿」があります。
中に入ることはできませんが、格子の間から内殿の拝観は可能です。



中殿。
応神天皇が祀られています。



右殿(向かって左側)。
仁徳天皇が祀られています。



左殿(向かって右側)。
菟道稚郎子が祀られています。




狛犬に年代を感じます。



境内末社の厳島社。



同じく境内末社である武本稲荷社。



階段がありました。



階段を上ると竹本大社と刻まれた石が。
すぐ向こうは、大吉山の登山道になっています。



倉庫。






宇治上神社は世界文化遺産ですが、「どの建物が世界文化遺産なんだろう?」などと尋ねる人もいます。
宇治上神社が世界文化遺産に指定されたのは個別の神社としてでなく、7年前に京都府内の17ヶ所が同時に「古都京都の文化遺産」として指定された中の一つだったという経緯があります。
その時に宇治上神社は、個別の建物としてではなく「景観を含めた境内地・建物の全て」として世界文化遺産に指定されたのです。



本殿の西側からの景観。



本殿前から見た拝殿内。



宇治上神社をあとに。
参道に苔むした木がありました。



数日前にも訪れた、宇治上神社の庭園遺構。



これが庭園遺構です。
庭園遺構は、宇治神社の近くにあります。
宇治上神社と宇治神社の関係ですが、明治時代までは両方を合わせて「宇治離宮明神」と呼ばれていました。
宇治神社が下宮、宇治上神社が上宮だったようです。



恵心院へ。



まずは本堂へお参り。



緑濃い境内。
恵心院は「花の寺」とも呼ばれ、市民等に親しまれています。


境内に咲く小さな水仙の花。



強い冬型の気圧配置ですが、境内は何だかポカポカしています。
緑が多い上に人が他に誰もいない、そして無風であることに加え お日様が優しい光を投げかけてくれる・・・・。
きっと、そんな環境だから暖かく感じるんでしょうね。



とってもいい感じの境内。






ろうばいの花が美しく咲いていました。



恵心院をあとに。
参道に南天の花が咲いていました。
南天はめでたい花とされています。
「南天」は、「難を転じる」という言葉を短くした音と同じだからでしょうね。
ささやかな幸せを願う庶民の切実な思いを、今の政治家は果たしてどう感じどう考えているんでしょうか?



朝霧橋へ。



朝霧橋は渡らず、宇治川右岸近くの道を北進。
末多武利神社(またぶりじんじゃ)前へ。
末多武利神社の説明。(説明板より)

宇治は無常を意味する「憂し」に通ずるともいわれ、藤原一族の栄華の舞台となる一方、 この宇治の地は失意に打ちひしがれた人々をも受け入れてきました。
宇治民武卿と呼ばれた藤原忠文もその一人で、 天慶2年(940)に参議となり、翌年征夷大将軍として関東の平将門の乱の平定に向いましたが、 到着以前に将門は討たれ、事件は解決していました。
大納言藤原実頼によって恩賞の対象から外された忠文は実頼を深く恨み、 死後もその一族にとりついて祟ったといわれています。
末多武利神社は、 この忠文の霊を鎮魂する祠といわれています。   
宇治市



橋寺放生院へ。



干支にお参りします。
ここには干支の像があるのです。
私の干支は虚空蔵菩薩。



虚空蔵菩薩。
今年一年間の幸せを念じます。



初詣を終え帰宅。
午後の仕事を終え、仕事場から帰宅する途中で通った農園。
よく野菜を買っていた農園ですが、農園の半分ほどが売却され住宅が建つことになりました。
一般にはほとんど知られていませんが、実はこの農地があったこの地は時おり石器時代の矢じりなどが見つかる貴重な場所なのです。
無造作にブルで削り取られ むき出しになった赤土を見ると何だか物悲しく、少し胸が痛くなってきました。
時代の流れなのかもしれませんが・・・・。



少し遅きに失した感がありますが、初詣に行ってきました。
どうか今年がいい年になりますように・・・・・・。



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