今日は、2009年・京都の紅葉を愛でるウオークをしました。

本日のウオーキング歩数、20,163歩。(うちエクササイズウオーク14,033歩)、消費カロリー713kcal。


2009年11月23日(月)




朝からずっともやが立ち込めていて太陽が見えなかったので、結局行動を開始したのは昼頃に。
JR奈良線の京都行き電車に乗車。
先頭車両に陣取り、前方を見ます。
進行よ〜し!
ちなみに。
「春霞(はるがすみ)」というとロマンチックですが、その「かすみ」というのは黄砂を指します。
もやと全く違うもの。
日本人は昔から、中国大陸から飛来する黄砂と付き合ってきたのです。



東福寺駅は人でごった返していると考え、東福寺駅の一つ手前の稲荷駅で下車。
下車後、北上します。
伏見稲荷大社の鳥居前通過。



駅前には、おいしそうな物や楽しそうなものなど様々な品を売る店が軒を連ねています。



もうひとつ鳥居が。
先ほどの鳥居下は参拝の車が多く出入りしますが、この鳥居をくぐると歩行者のみ通行可の参道で両側には様々なお店が並んでいます。



東福寺へ。
拍子抜けするほど人が少なめ。
なんでかな??



境内の庭園への入り口近く。
さすがに人が多いですが、それでも例年よりは少なめ。



私は妻と行動を共にしていない時には、パート勤務や家事で忙しい妻のことを考え原則的に有料ゾーンには入場しません。
境内の有料ゾーンを観ることができる、人にほとんど知られていないスポットがあります。
そこから有料の庭園内を観ます。
あれれ?!例年より美しくないような気がするぞ。



臥雲橋の上から眺める通天橋。
例年ならほぼ全ての紅葉が一斉に赤くなり素晴らしい眺めなのですが、今年は既に散ってしまった木もあればまだ青い葉をつけている木もあります。
今年の紅葉は紅葉する時期が非常にバラバラ。
写真を撮っていると私の背後で「今年の東福寺の紅葉は外れやな。」などとも聞こえてきました。



広大な境内を北上。
このあたりは例年並みの人出が見られます。



謎の(?)虚無僧発見。
東福寺境内で虚無僧を見たのは初めて。
虚無僧の前を通過する時に写真を一度撮って通り過ぎたものの、違う背景で写真を撮りたくなったので虚無僧の所に再び戻り、再撮影。
そこで、ある異変に気づきました。
虚無僧が頭にかぶっている「かご」の前に視界を確保する部分がある。
その視界を確保する部分が、虚無僧まで戻って写真を撮る位置を探しながら歩く私の動きに合わせて動いているのです。
つまり、虚無僧は私の動きを視線で追っているってこと。



私は、私の動きを視線で追う虚無僧のその行動の理由が全く分かりませんでした。
でも写真を写し終わって虚無僧の前を去る直前に、私の前を通過した人の行動を見て私は全てを悟ることに。
私の前を通過した人は、虚無僧の前に置かれた入れ物に「寸志」(?)を入れていたのです。
私は厚かましく何枚も写真を撮りながら寸志は入れなかった、と言うか寸志を入れるべきだって気付きませんでした。
虚無僧さんはきっと、「こやつは寸志を入れるはず(入れるべき)」と感じて私を視線で追っていたに違いありません。



一般者が立ち入れないゾーンへの入口。
境内がもっともっと混雑している時には、この辺りで毎年ゆっくりと紅葉を楽しむことにしています。



「紅葉のはずれ年」でも、光線の当たり方によっては美しく輝く紅葉。
さすがは京都の紅葉。



この日は東福寺で「筆供養」が行われます。
その筆を運ぶ行列が通り過ぎて行くのを眺めながら、今熊野観音を目指します。



行者衆が通過。
ちなみに。
この付近に、男を誘いこみ人肉を喰らったとされる「羅刹」が住んでいた羅刹谷があります。



紅葉の時期に合わせて陶器祭りも開催されていました。
陶芸所を探して回るスタンプラリーも行われていて面白そうでしたが、時間の関係で素通り。



今熊野観音へ到着。
ヤヤッ!?ここの紅葉も大して美しくないというか、まだ早いというか・・・。(-_-;)



境内の紅葉。



この風景などを見ると、「大したことがなくても そこは京都の紅葉」って感じます。



今日観た紅葉で一番美しかったもの。
それはここ今熊野観音境内で観たこの紅葉でした。
永観堂にはこうした紅葉が多くありますが、今日は永観堂までは行けませんでした。
背景に寺院の建物があればよかったですが、残念ながらこの紅葉の背景に建物は見えていませんでした。
でも、この紅葉の葉の一枚一枚をよく観てください。
自然の造詣の美しさにため息。




まるで花火の火の子が降り注ぐかのような紅葉風景。
以下、どうぞ今熊野観音の紅葉をお楽しみください。









今熊野観音境内をあとにして、今熊野観音境内に通っている「京都一周トレイル・東山コース」に入り、15分ほど歩いて剣神社へ到着。



剣神社本殿へお参りしたあと、「撫で石」へ。



「撫で石」の由来。
撫で石に触れた後、自転車の転倒事故で負った傷が未だに癒えない右肩をさすります。



剣神社をあとにして、京都一周トレイル・東山コースを進みます。
京都一周トレイルは既に完歩済みなので、地図なしでいくらでも進めます。
コースにある、有志の行為で設置されたと思われる素朴な案内。
初めて歩いた時にはこの案内を見落とし、行き過ぎてしまったことを思い出します。



京都一周トレイルの案内プレート。
とっても懐かしいです。
全線歩破した際に、頼りになったのは地図に加えこのプレートでしたから。



舗装路から離れ、山岳コースへ。



紅葉がまだ始まったばかりといった雰囲気の東山連峰。
歩き始めたら汗が噴き出て汗だくになりました。



再び舗装道路へ。
この辺りで、前方を歩く不思議なカップルを追い越しました。
男性は50歳過ぎで、女性は30歳代。
しっかりと手をつないで歩いていましたが、夫婦ならそんな歳になって山の中で手をつなぐことはまずないはず。
もっとも、晩婚で新婚生活を楽しんでいる最中なのかもしれませんがね。
写真の道案内に刻まれた「京都大仏」の文字。
実はこの文字は、かつて京都には奈良の大仏より大きい大仏が存在していたことを表しています。
「京都大仏」の存在は、今ではもう京都人にもかなり認知度が低くなっている残念な実態があります。



五条通り(国道1号線)を地下道で横断して清水寺方面へ。
京都一周トレイルはここで、清水山方向へと向かいます。
ここでトレイルコースとお別れ。



清水寺へ。



清水寺の境内の紅葉も、紅葉状態がかなりまばら。



清水寺境内の地主神社へ。



地主神社境内の恋占いの石。
決してそのようには見えませんが、最新の原子物理学の研究では この恋石は「縄文時代の遺物」だとされています。



地主神社境内では、何か行われている模様。



舞を舞う女性。
紅葉ではなく、美しく妖しく咲く「花」の雰囲気かも。



若い女性の熱気が溢れる地主神社境内で、唯一ひっそりとしている「おかげ明神」付近。



「おかげ明神」の後ろにある木には、このような「丑の刻参り」の五寸釘の跡がいくつも残っています。



地主神社境内の風景。
独身と思われる若い女性の熱気で溢れかえっています。
若い女性のエキスを吸い込むため、深呼吸します。(嘘だっぴよ〜ん。私は妖怪じゃないっての。)
独身の若い女性が溢れかえるこんな境内の雰囲気何か大嫌い!(これも嘘だっぴよ〜ん。^_^;)



清水の舞台へ。



清水の舞台から、足もとの紅葉を眺めます。
「清水の舞台から飛び降りる。」という言葉があります。
来る日も来る日も本堂の観音様に願をかけ、満願になるとこの舞台から飛び降りるという風習がかつてはありました。
助かれば願いが叶い、仮に死んだとしても、観音様の住む極楽浄土に行けると信じられてました。
「今は昔」の感がありますが、高層住宅などなかった当時は、建築物の上から見るこの高さは相当なものだったことでしょうね。



錦秋の京都をまるで代表するかのようにも思える、清水寺の素晴らしい紅葉風景。






音羽の滝を見下ろします。






階段を下り「音羽の滝」へ。



清水寺境内の茶店の床几で、持参した弁当を使わせていただきます。
汗だくだったのに、弁当を食べている間にだんだん寒くなってきました。
弁当を食べながら見上げる紅葉の美しさは格別。



弁当を食べ終え、ウオーク再開。
清水寺境内の素晴らしい紅葉を眺めます。



清水寺をあとに。



清水寺山門前に咲く美しい「花」。



清水寺は季節を問わず素敵。



人波をかき分け、三年坂へ到着。



明治時代の雰囲気(って言っても私は明治の風景を写真でしか知りませんが)を感じるようなカフェ。



どんどん人波をかき分け、やっと二年坂へ。



お地蔵様ゾーン。
この一番右のお地蔵様の顔は、何度見ても笑福亭鶴瓶さんに見えます。



どんどん北上。
料亭「洛匠」前を通過する時に、チラリと有名な庭園を見ます。



銅閣。
京都には、金閣・銀閣だけでなく「銅閣」も存在するのです。
世間一般に、いや京都人にさえあまり知られていませんがね。



円山公園・野外音楽堂へ到着。
ここは通り過ぎるわけにはいきませんので、中を見ます。
かつての「政治の季節」には、ここで頻繁に政治集会が開かれていました。
私も何度も何度も、ここで開催されていた集会に参加していました。
かつてのgodzillaの青春の一片が、ここ円山野外音楽堂を見ると思いだされます。
故・高野悦子さんも、何度もここに来ていたはず。



円山公園へ。
パフォーマンスが行われていました。



知恩院前にある瓜生石へ到着。
大きな道路の真ん中に瓜生石が鎮座しています。
こんな風景は別に京都に限らないでしょうが、それでもこの風景に京都を感じます。



不思議な言い伝えが伝わる瓜生石。



更に北上し、こんなものを見ます。
「戦友」は私には軍歌と思えません。
私の「戦友」は厭戦歌」だと思います。
先日亡くなられた森繁久彌さんに哀悼の意を表しつつ、ユーチューブの森繁さんの「戦友」の歌のアドレスを。
http://www.youtube.com/watch?v=oo-N9t9VvVo



平安神宮の巨大鳥居が見えてきました。
予定では、あの平安神宮の鳥居を通過し更に北上。
南禅寺や永観堂にも行くつもりだったのですが、残念ながら時間切れ。
午後四時半過ぎに、パート勤務を終えた妻と合流するの、ここで帰路につくことに。



2009年の京都の紅葉を楽しみました。
今年は間違いなく京都の紅葉は不発。
それでも何でも、京都の紅葉は美しく素晴らしい。
そのことを改めて体感しました。



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